【アドラー心理学】目的論はうつ病の人を責めるのか?

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あなたは「アドラー心理学」を知っていますか?

嫌われる勇気」をはじめ、いくつかの書籍で一時期ブームになりました。

現在ではマンガで解説しているものも出ており、手を出しやすいのも特徴です。

さて、アドラー心理学の中には「目的論」という考え方があり、うつ病の人を責めているのではないか、という問題提起がされています。

実際には責めるような考え方ではないのですが、非常にたくさん誤解されており、誤解したままでいるとうつ病の人を責めることにつながりかねません

この記事でわかること

  • 目的論とはどんな考え方か
  • 目的論はうつ病の人を責めるものじゃない
  • どうやったら解決できるか

目的論と原因論

世の中の多くの人は「原因論」思考を持っています。

原因論というのは「過去のできごとが原因となって⇒今の自分をつくっている」という考え方

例えば、「あのとき○○だったから、今こうなってるんだ」というようなものですね。

一見合理的に見えますが、それ以上前に進むことがありません。

目的論は「人間の行動にはなにかしらの目的が先にあり、目的を達成するためにあらゆるものを利用する」という考え方です。

ポイント! ~目的論と原因論~

目的論人間の言動には目的があり、その達成のためにあらゆるものを利用する、という考え方

原因論:過去のできごとが今の自分をつくっている、という考え方

うつ病の目的

前項でみたように、アドラーは原因論を否定し「トラウマは存在しない」とまで言い切りました。

目的論で考えると、うつ病になった人は「どうしてうつ病になんかなったんだ?」という疑問に、過去のできごとを持ち出して説明できなくなってしまいます。なにかしらの意図があってうつ病を作り出した、という解釈になってしまうからです。

よくいわれる目的の例としては

  • 「社会に出たくないから」
  • 「傷つきたくない」
  • 「サボりたい、遊びたいから」

と言ったネガティブなものが挙げられていますが、実際にはそれだけではありません。

  • 「自分の人生を見つめなおすためのまとまった時間が欲しい」
  • 「今いる環境から逃げたい」
  • 「誰かを支配したい」

と言ったようなこともあります。人によって全く違うので、他人が決めつけるのはやめましょう

目的を見つめなおす

前項の最後で、目的は人によって違うため、他人が決めつけるのはよくないという話をしました。

なので、自分自身で、自分の目的を考える必要があります。とはいっても、いきなり考え始めるのは難しいでしょう。

目的を考えるときは、その言動の結果もたらされる(もたらされた)メリットを箇条書きしてみましょう。

余談ですが、自ら病気になることを選んで得られるメリットのことを専門用語で「疾病利得(しっぺいりとく、と読む)」といいます。

まとめ

原因論でいう「原因」も目的論の「目的」も、どちらも実際には「解釈」でしかありません。

解釈ですから、自分の意志で変えられます。使うこともできます。

どうせ使うなら、自分の人生をよりよくしていく方向に使いたいですよね。

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