自閉スペクトラム症(ASD)のパーソナルスペースは狭い

ベンチに座る2人

みなさんの周りにも「距離感が近い」人がいるのではないでしょうか?

もしもその人が空気を読めなかったり、周りに合わせるのが苦手だったりした場合、自閉症スペクトラム(以降、ASD)の可能性があります。

そして、ASDの人はパーソナルスペースが狭く、距離感が近いことが研究によってわかっています。

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パーソナルスペース(対人距離)とは

自分を伝える

パーソナルスペースとは、他人が入ってきてもいい空間・縄張りのこと。自分の周りにバリアを張っているイメージですね。

親しくなるほど、パーソナルスペースは狭く小さくなっていきます。

例えば、恋人と密着しても不快にはなりませんが、知らない人と同じ距離感は取らないでしょう。

(知らない人と密着すると、多くの人は不快になります。)

パーソナルスペースは、接する相手と自分の関係によって4つに分類されます。

時と場合によって次の4種類の距離感を使い分けれれば、適切な距離感を保っていると言えるでしょう。一つの目安として、だいたいでいいので覚えておきましょう。

パーソナルスペース 4種類

  • 公衆距離:公的な場、1人対多数の場での距離。350㎝以上。
  • 社会距離:知らない人と話すときや商談をする際の距離。120~350㎝
  • 個体距離:友人と話すときの距離。45~120㎝
  • 密着距離:恋人や家族と触れ合うときの距離。45㎝未満

自閉症スペクトラム(ASD)のパーソナルスペースは狭い

橋の画像

ASDの人はパーソナルスペースが狭いことが研究によってわかっています。

ASDとは、昔でいうところのアスペルガー症候群や自閉症が含まれる、より大きな概念です。

典型的なASDの特性の中に、「距離感がわからず、近づきすぎてしまう」と言うものがあります。

これは、ASDでない人と比べるとパーソナルスペースが狭いためと考えられています。

まとめ

コミュニケーションを取るたち

発達障害のある人はそうでない人と比べて、人間関係をうまく築けない傾向があります。

パーソナルスペースがすべてというわけではありませんが、ほどよい距離感を保つことも良好な人間関係を築くためには必要です。

障害の特性、個人の特徴を理解することももちろん大切ですが、当事者側も勉強することが大事なのではないでしょうか。コミュニケーションは2人以上で成り立つものですので、お互いに近づく努力が必要なのです。