自己肯定感が低い人はそんなに多くない。

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高い自己肯定感を持つことは、今の社会、必須になりつつあります。自己啓発の書籍や動画でも自己肯定感に関するものはとても多いです。

ところが、この自己肯定感という言葉の持つ意味やニュアンスは人によって若干違います。新しい概念を厳密に定義するのは難しいので当然ですが。

私もうつ病を患った身として「自分を肯定できているか?」をずっと自問自答してきました。その中で出した、私なりの「自己肯定感」についての考えを余すことなくお伝えします。

自己肯定感と自信の違い

まずは、自己肯定感とはなんなのかについて述べていきます。わかりやすくするために、よく混同される自信と比較してみましょう。私としては、次のように考えています。

  • 自信   ・・・「自分にはできる」という能力に関すること
  • 自己肯定感・・・「生きていていいんだ」という居場所感覚

自信については、異論はないと思います。自己肯定感の方は、実際はもう少し拡大解釈してもいいのですが、相違点を明確にするために土台だけを定義してみました。この解釈だと本当に低い人はそれほど多くはないと思います。

また、アスリートのような自己否定から始まる努力というものについてもこう考えるとわかりやすいです。

つまり、自己肯定感が低い人は「○○ができない私は生きていてはいけない」と考えますが、アスリートはそのようには考えないでしょう。認知のゆがみの一つとも言えますね。

自己肯定感を高めた方が良い理由

うつ病などで自殺を考えるような人は、

「自分は生きていてはいけない」

と考えがちです。

そんなこと考えたことのない人は、なんで?と思うかもしれませんが、ほとんどの人が何らかの理由でこういう考えに至っています。少なくとも、私はそうでした。

今やっていること、例えば仕事や勉強が、なんのためにやっているのか、目的を見失います。そして、全てが虚しく感じます。本気で自殺を考えるくらいにまでなると、ほとんどのことがどうでもよくなります。

考えたことのない人のためにわかりやすく書くと、

なんのために働くか?(何のために勉強するか)→多くの場合はお金を稼ぐため

→どうしてお金を稼ぐ?→生きるためにお金が必要だから

→じゃあ、何で生きるの?

最後の質問に即答できるような人はあまりいないと思います。私なりの答えについては他の記事でご紹介します。

人生でこの問いに巡り合わなかった人は幸せです!自己肯定感はそれほど低くありません。そういう方々も、徹底的に考えこんだ方も

「人生の目的とか生きる理由とか、わかんないよ」

というのが多いと思います。なので、そもそも

「どうして、なんのために生きるのかはわからない」

ことを前提にして生きた方が楽でしょう。(泥沼にどっぷりはまった私は、考えずに生きている人をリスペクトしています。)

「自己肯定感は高めなきゃいけないもの」ではない。

よく自己啓発書やビジネス書には「自己肯定感を高めよう」ということが非常に多く書いてあります。言っていることはもっともだと思いますが、自己肯定感がめちゃくちゃ低くてうつ病にまでなってしまった私としては突っかかることがあります。

一般に言われている自己肯定感は「ありのままの自分を受け入れること」と定義されています。ところが、自己肯定感を高めようとすると、とたんに

「自己肯定感の低い自分を否定」

することになります。

すると、そもそも自己肯定感の低い人は「こんな自分じゃダメだ」とどんどん自分を否定していってしまうのです。これでは本末転倒ですね。

ここで私が考えたキーワード 無条件 です。具体的には、

どんな人でも生きていていい、という感覚のことです。

「自分は自分のまま、生きていていいんだ」という安心感がないと、それを感じることが最優先になります。なので他のことが手につかなくなり、非常にパフォーマンスが低下してしまいます。

なので、仕事面や経済面からみると自己肯定感(居場所感覚的安心感)はあった方が良いことは確かです。

まとめ

さて、今回は「自己肯定感」についての私の見解を述べてきました。ここで要点をおさらいしておきましょう。

 

  • 自己肯定感は能力、というよりは「生きていていい」という安心感
  • 経済的にみると自己肯定感を高めた方が良い
  • 無条件に、どんな人も生きていていい、と考えよう

あと、もう一つ効果的だと思われる行動がありますのでご紹介します。

生きている、ということを褒めてください。

「なんでそんな当たり前のこと、褒めなきゃならんのだ」

という声も聞こえてきそうですが、本当にメンタルが病んでいる人にはこれが一番有効なんです。詳細は別の記事に譲りますが、まあ、ひとまず頭の片隅に置いといてください。

ついでではありますが、あっちゃんのYouTube大学にて面白い動画があったので載せておきます。こちらにもぜひ目を通してください。

中田敦彦のYouTube大学より
中田敦彦のYouTube大学より

※動画で紹介されていた書籍、オススメの書籍はこちら