【学生必見!】モラトリアムを抜け出す3つの方法

自分探しをする旅人

よく、「大学生はモラトリアム(猶予期間)」だと言われます。

モラトリアムとは、非常に簡単に言うと「大人でも子供でもなく、子供から大人になるための準備期間」のことです。

しかし近年、この見方が疑問視されるようにきました。猶予期間を与えても、意味を間違えてとらえている学生が多いことや、社会の変化が著しく早く意味をあまり意味をなしていないことなどがその理由として挙げられます。

モラトリアムの意味

モラトリアムとは、元々は金融・経済学の言葉で「借金返済の猶予期間」の意味。

語源はラテン語のmora(遅延)及びmorari(遅延する)です。

アメリカの発達心理学者エリク・ホーンブルガー・エリクソンが、人間の人生にも一人前の大人になる前に猶予期間があるとして、「心理社会的モラトリアム」(以下、モラトリアム)と提唱しました。

詳しくは次の項で時代背景とともに解説しますが、十分に自立した「大人」とは言えないけれど、「子ども」でもない、青年期がモラトリアム期に当たると考えられていたわけです。

モラトリアムとは、大人としての責任を果たさなくてもよい猶予期間であり、大人になるための準備期間である。

本来は人間だれしもが通過する時期であり、人間の成長には必要なものでネガティブな意味はありませんでした。

ポイント①モラトリアム期とは

  • 大人としての責任を果たさなくてもよい期間のこと
  • 大人ではないけれど子どもでもない、青年期のことを表す
  • 何もしなくていい期間というわけではなく、将来に向けた準備をするための期間

モラトリアムの類語・派生語

「モラトリアム」と付く熟語や似たような言葉がいくつもあって違いがよく分からないという方も多いでしょう。

ここでは、それぞれの言葉の意味や違いについて解説していきます。まずは言葉の一覧から。

モラトリアムの類語・派生語 一覧

  • モラトリアム人間:
  • モラトリアム症候群
  • モラトリアム・アパシー(無気力)
  • アイデンティティ拡散症候群
  • ピーターパン症候群
  • シンデレラ・コンプレックス
  • 青い鳥症候群

モラトリアムを抜け出す3つの方法

モラトリアムを抜け出す3つの方法

  • 自己分析
  • 哲学の勉強
  • 悩みを相談できる人を見つける

自己分析

自己分析。自分を知ること。これは最優先にやることです。

「自分はこれまでどんな生き方をしてきたのか?」

「これからどんな人間になりたいのか?」

「自分には何ができるのか?何が得意なのか?」

こういったことを自分に問いかけて考えます。他人に聞いたり紙に書き出したりしても良いでしょう。

悩みを相談できる人を見つける

友達でもいいですし、先輩でもいいです。とにかく自分の弱みや悩みを打ち明けられる相手を見つけましょう。話をしっかり聴いてくれる人が良いでしょう。

哲学の勉強

哲学と聞くと何か難しそうに聞こえますが、ここでいう哲学とは「過去を生きた人たちが考えた、悩みや問題を解決する考え方や方法」のこと。

何から勉強していいかわからない、という方はコチラの記事を読んでみてください。

実存主義は、私の大好きな考え方の一つで、悩んでいる人にはオススメです!

さいごに ~ムリに抜け出す必要はない~

ネガティブなイメージの強い「モラトリアム」期間ですが、ムリに抜け出す必要はないと思います。

というのも、モラトリアムというのは一昔前の社会構造の中でできた言葉だからです。

かつては、

学校で教育を受けて⇒10代後半から60歳くらいまでは働きいて⇒引退し老後の余生を楽しむ

という人生の流れがありました。

ところが、現代社会では人生の多様性が認められるようになり、みんなが同じ年齢で同じことをするという流れが崩れてきています。学校に行かずにビジネスを始める人もいれば、社会経験をある程度詰んだ後、30~40代で大学に入る人もいます。

つまり、モラトリアム期が大学の4年で一律終わり、という考え方自体が古くなっているのです。

そのためムリに抜け出さなきゃ、と焦る必要はないのです。